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チワワホイホイ。




チワワを見かけると妙に切なくなるのは

ボクだけだろうか

あの潤んだ瞳のせいじゃない
あの甘えた鳴き声のせいでもない


無用な想像が加速するからさ


十年前を思い返してみる

チワワってそんなに飼ってる人いたか?

多分そのときは

ミニチュアダックスか
なんかが流行ってて

みんなが声をそろえて
かーわーいーい
なんて言ったもんだろう

そのまた
一昔前
ボクが小学生だったころは
たしか
シベリアンハスキーなんかが
流行ってたっけな

せつねぇなぁ

コマーシャルによって
需要がせき立てられ
大量生産されたチワワ

趣向を凝らし
より可愛く
より手軽に品種改良


その行く末は?



せっつねぇなぁ


チワワなんてものは
シベリアンハスキーと違って
世話の手間もかかんねぇし
愛玩用にはもってこいだよな

でも
それは今現在
一過性の大多数の需要に過ぎないんだ

十年後
二十年後は
どうなってんだろ

増えすぎたチワワはどうなってんだろ

可愛さだけ秀でた

秀でさせられて
増えすぎたチワワはどうなってんだろ



シベリアンハスキーは良いさ
そりゃ
生命力だってあるだろうし

狼の血を取り戻して
群れを成し
飄々と大地を駆け回るはずさ


でもチワワはどうなんだろ

弱肉強食の自然の摂理に
食い込むことすら出来ず

愛玩用から食いっぱぐれた
やさぐれチワワ

食物連鎖からも食いっぱぐれ
野生になりきれない未来の
やさぐれチワワ


都市問題のネズミに並ぶ
害獣指定されているかもしれない

夜な夜な
飲食店街のゴミ置き場を漁る野生チワワの群れ


せっつねぇ


ゴミ捨て場を食い散らかす野生チワワの群れの被害により
近隣住民の苦情が寄せられ

そのうち

保健所の手に負えなくなって
害獣駆除会社に業務を委託するみたく

チワワ駆除会社の出動



彼らはチワワ駆除のプロフェッショナル

この道15年のベテラン

足跡だけでその犬種まで見分けることができる


うん
この足跡
毛並みだと
ロングコートですな

コイツの駆除ならこれが一番

と言っておもむろに取り出したのは
チワワホイホイ

粘着テープの中央にジャーキーが乗せてあるだけの簡素なものだが
その威力は抜群

このチワワホイホイに
ロングコートチワワが一歩足を踏み入れたら最後
その長い毛並みに粘着テープがへばりつき
もがけばもがくほど
その華奢な体の自由は奪われる

ああ
せつねぇ

野生チワワ駆除会社の思惑通り

まんまとチワワホイホイの餌食となった野生チワワ♂(3歳)


もはやチワワホイホイの一部と化した中
その野生チワワ♂(3歳)は
こう思うんだ

ボクは何で生まれてきたんだろ
何のために生まれてきたんだろ

ってね

ボクのおじいちゃんや
そのまたおじいちゃんは
遠い昔
あの人間達をご主人様と呼んでは
喜んで
尾を振り
潤んだ瞳で見つめて
抱っこされて
服まで着せて貰って
首輪で繋がれていた時代があったらしいけど

こんなところで
粘着テープまみれで死ぬくらいなら

首輪に繋がれて死にたかったなぁ

なのに
なんでボクは生まれてきたの

なんで…




ボクたちの先祖の時代は
くーん

ひと鳴きするだけで
人間から
これでもかってくらいに撫でられ頬寄せ
愛を満たしてくれたらしい


野生チワワは最期の力を振り絞り
一縷の望みを込めて
今まで出したことのない鳴き声
遺伝子に刷り込まれたはずの甘い鳴き声をあげてみる

くーん


今にも消え入りそうな
その声は薄汚れたゴミ捨て場に空しく響き渡るだけで

近くでゴミを漁るルンペンの耳に届くこともなかった


ああ
ダメだ
切な過ぎる

頼む
チワワをそんなに増やさないでくれ

頼む


生き物の大切さ
生命の尊さを知るために
何十万も払う必要ないよ

飾り物なら更に止めてくれ

ゴメンネ
人間で申し訳ない

生きとし生けるものは
生命のリレーをすることが
遺伝子レベルで備わっているはずなのに

愛玩用で増やされ続けた君たちは
自分の金玉まで掻っ攫われてしまうんだね

ああ
ごめんよ



知ってる?

その昔
チワワの先祖は中国で食用として扱われていたらしいよ

怖いねぇ

流行り廃りってのは


ああ
ダメだ
感覚がとまんねぇ


ボクら人類もチワワみたいなもんなんだよ

もし神様みたいなものがいたとして
ボクら人類は地球にて飼われているに過ぎないんだ

そう
ただの
流行り廃り

一時は恐竜がもてはやされた時代もあったっけな

与えられた役目はなんだ

イェス
ザ・繁栄!



さよなら人類



シスコ潰れちまったから

初めてJET SETでレコード買ったら
五日前に注文したのにまだ届かねんだけど

どーなってんのさ

新譜回したかったのに!



若輩者こそ牙を剥け。

1960年代に生まれたかったと思う


最近
アポロ計画のドキュメンタリーDVDを見て
尚更思った

まさしく
激動の時代だね

日米安保
東京オリンピック
ベトナム戦争
マルコムX暗殺
ビートルズ来日

そして
なにより
四日市ぜんそくも
1961年なんだよ

知ってた?



良くも悪くも
疑いを知らない時代だったんだね

だからこれほど夢中になれたのかな

だからこれほど主義思想に体を張れたのかな

全共闘時代の本を読んで
切に思うよ

現代の大学生はどうなんだろね
社会的に認められた「人生を謳歌する時間」で
何を思い
何を感じ
どんな刺激を受けていくのかね


良い出会い
仲間
だなんて言って
コンパコンパコンパか

あぁ
学歴コンプレックスが深刻的だ

「なんとなく」

「とりあえず」

の大学生を斬り捨てたいね


でも
ホントは羨ましいだけなんだよ
週末になる度に
フランチャイズの居酒屋前で
年端もいかぬ
へべれけ大学生

それを流し目で見るボクの心境は

自分へのフラストレーションと
彼らへの羨望と
マーブル模様なんだよ



絡んだところで相手にされないしね

テレビ一切見ないから
流行のお笑い芸人なんて知らない

流行歌も知らない



普通に話をすると
深い
と言われる

何が深いんだ?

お前らが浅いだけだろ

自分の考えを話すと

空気読めよと言われる
説教くさいと言われる

反論するほどの考えを持ってないだけだろ

何故
若いのに
みんなもっと牙を剥かないんだ

下手に歳くうと
そのうち
言いたいこと何も言えない立場になっちゃうよ


大多数が良しとされる時代

なるべくみんなに好かれるように
嫌われないように

そんな風潮が
憂鬱な人間を作るんだよ


長いものには巻かれろ


「空気読めよ」
とか
「ドン引き」
とか

ホントに大切な
人間関係作ってく上で

そんな最近の言葉知りません

必要ありません


情報量に惑わされるな

嫌われ者

絡みづらい奴

大いに結構

アンタが大将


嫌なこと
嫌な人を全精力を持って否定できないと

大好きなものも掴みそこねる
大好きなものも受け入れられない

なんで
こんな考えになったんだろう

知らない

コンプレックスのかたまりだからだよ

ああ
誰か否定してくれ

全否定してくれ

こんな価値観ひっくり返してくれよ

話をしようよ
ツバとばし合ってさ

アツくなれるもののカテゴリーがあまりにも狭すぎるんだって
スポーツ、音楽、恋愛、ファッション

思想にアツくなると煙たがられる

そんな世間が空っぽの人間を作るよ

空っぽの日本を作るよ


臭いものにはフタをするような話じゃない

サッカー日本代表の試合になると
アツく語れる奴

それはそれで良い

ただ
真面目くさった顔して国のこと
社会のことを語ると
煙たがる現代の若者の多数派は
確実に腐ってると思う


酒の席で
サッカー日本代表のことについて
ツバとばして語っていた奴が
社会保障の問題になると

うんうん

だなんて
急に口数が少なくなる

そしてそのうちに

小難しい話はやめてさ
楽しく飲もに

なんて
言い出す

こっちからすれば
サッカー日本代表の話の方が
小難しいし

むしろ
議論は楽しいものだろう

議論にアツくなる=好戦的
とは違うよ

みんなハッピー

平和が一番だなんて

そんなのわかりきってんだよ

でもな
その平和はアツい気持ちが勝ち取ってきたもんなんだよ


なんか逆なんだよ

思想とアツくなれるものの構図が

ピラミッドの一番上の三角形が無い



楽しければ良い
だなんて
絶対ウソだね


必ずツケは回ってくる
ボクらの生きているうちにはないかもしれないけど

ボクらの子ども達、そのまた子ども達は
きっと
現代のボクらが
フタを閉めた臭いもののツケを払わされる

日進月歩って言っても
それは目に見えるもの
技術やインフラであるかもしれないけど

思想はほっといたら退廃していくばっかりだ

未来のボクらの子ども達に遺してやれるのは
モノに溢れた豊かな生活だけか



そんなの二の次だ

たとえ貧しくても
モノに溢れた豊かさはなくとも

心を豊かに出来る教育…

もうやめとこ



憂いから
アツくなれる理由は十分にある



ああ

また説教くさくなったな

嫌な奴だなぁ


上見れば
望むことのみ多かりき
笹着て暮らせ
己が心に

降る雪と
人の欲とは
積もりに積もって
道を忘るる





心頭滅却すれば
火もまた涼し

南無

思い出の容量、何ギガ?

何でもいいから続けることが大切

12月は毎日欠かさず日記を綴っていくことだったのに

年末の多忙を言い訳に数日ほど怠ってしまった
今月こそはって意気込んでみるけど
早くも年始に書き損じているから無理ね


職場

年始の初売りは
このご時世を考えると
なかなかの健闘ぶりだったみたいだけど


飯もろくに喰わずに連日のクラブ活動にて
煙草が不味く感じてくるほど
体の調子を崩した

煙を胸いっぱいに吸い込むと
ふすまの隙間っ風みたいにひゅうひゅう

ぜぇぜぇ




2009年は一人でも舞台とかを見に行けるようにするのだ

2009年は躍進の一年にするのだ

続けることは当たりまえ

お金にきっちりするのもあたり前

同じ目線の出会いはそれほど重要じゃない

相思恋愛もそれほど重要じゃない

二十代の折り返し地点を迎えて

NEWボク




なるべく否定的な思考を控えよう
なるべく虚無的な思考を控えよう

死ねって言わない

言ったら100円貯金だ


人が不快になるような文章を書かないようにしよう

結局精神面で反動がくるんだから



許容範囲を十二分に利用しよう

一にも二にも
経験
体験だ

実体験だ


変わったね
っていう
他人の評価に臆することなく

変わり続けよう


すると
誰も知らない人になって

誰もが知ってる人になる

はやいぜ

その速度ったらないね

みんなが知ってるけど
誰も見たことないものってなーんだ

そんなのわかりきってるじゃないか



肩書きじゃない
枠組みじゃない

言葉さえも必要ないんだ



木星に行きたいなぁ



世の中の
螺旋階段がすべてフラットになったら
とっても楽しい

水が流れたら尚のこと楽しい


自分の影を取っ払いたくて
ぴょんぴょん

飛び跳ねる

ぴょんぴょんぴょん

ちゅんちゅん
ぴょんぴょん



ああ
ある日
とある曇り空のある日に
空から降ってきた女の子と恋に落ちたいなぁ

今にも泣き出しそうな雨雲から降ってきたのは
女の子

その姿はというと
全身に覆われた毛という毛で
その肢体を確認出来ぬほど

つまりは毛むくじゃらの女の子なのである

高度6000メートルの雨雲から落下してきたらしいのだが

時速200キロの速さでアスファルトに叩きつけられても無傷でいられるほどの毛むくじゃら具合と言えば、その毛深さを諸君は想像することが出来るだろうか


モチロン
その毛の質といえば
言わずもがな
激しい天然パーマなのである

落下の瞬間はほぼ無音と言ってよかった
空に大きな黒点が見えたと思ったら、それはみるみるうちに私の視界いっぱいに膨張し
次の瞬間
ボクのアパートが覆い隠れてしまうほどの影となり干したばかりの洗濯物を巻き込んで前の道路に落下した


もふっ


道路いっぱいに占拠した丸い毛の塊である

ぽかんと開いた口が塞がらない

我がアパートのベランダから一部始終を見届けたわけであるが

地上に降り立っても尚その球体を維持しているその巨大な毛玉、もとい毛塊は三階に位置する我が家からも手が届きそうな高さにある

それはそれはもう見事な天然パーマなのである
色、艶どれをとっても文句のつけようなく、たいそうな毛の群れなわけである
おまけにほんのり
やさしいシャンプーの香りが漂ってくるほどだ


そんな見事な
つやのある黒々としたその毛塊を隣室の302号室に住まう若禿げ頭のミツオカが見ると消沈するに違いない


それは余りにも気の毒に思えたので
わたしはとりあえずミツオカが帰宅する前にその毛塊をどうにか片付けることにしたのだ

アパートの階段を下り毛塊の元へ向かうと
くどいようだがそれはそれは立派な天然パーマなのである

道路を隔てた一角に薬局を営んでいる婆さんが腕を組み深く頷き、感心している
お隣の税理士事務所に勤務する若い女も携帯電話のカメラでしきりにシャッターを切っている


その天然パーマが衝撃を吸収し女の子の身を無事、地上に送り届けたのだから天然パーマも小馬鹿にはできない




話を戻そうか
そもそも何故降ってきたのが女の子だと判明したのか


やっぱいいや
書くのめんどくさくなってきた

ふぁーーー

涙の跡にはキスをして。



ボクはドSでありドM(自己申告)

泣かしたくなる
ドSの心理はそれ
ホントに自分以外の人たちが生身なのか
生きている実感を他人によって齎されたい

傷つけて流れる血でしか
他人の温かみを知ることが出来ない哀しい生き物


弱肉強食の世界ならそれもまだ良し
新鮮な肉を喰らい生を全うするのだ

だがしかし
共栄共存という厄介な代物

他人も生きていると実感したときにはもう
愛を知ったときにはもう
時すでに遅し


食べて
あたしを食べて
あたしが生きていると知ったあなたに食べられたい





熱い涙が頬を伝う
だから
涙の跡にはキスをしよう

涙の跡にはキスをしよう
心の風穴にもキスをしよう

臓物を引きずり出してキミの鼓動が止まる前に
キミの涙を見せてくれ
その血潮が冷めてしまう前に
キミの涙を見せてくれ

温かい

あたしは空っぽじゃないの
教えて
あたしはあたし以外がみんながみんな空っぽだって知ってるわ

だからあたしを刺して流れる血で空っぽじゃないって教えて

空っぽなんだよ
皆空っぽなんだ
ボク以外はみんな空っぽなんだ

そう信じている
だからもしかして空っぽじゃないかもしれないキミの温もりを確かめたかったんだ

キミの目から流れる涙はヒンヤリ冷たい液体なんじゃないかって
怖くて怖くて仕方がないんだ

いいえ違うわ
わたしは生きているもの
だからこの手を繋ぐのよ
ほら温かい

ほら抱きしめると温かい

涙は熱く
みんなは一つなのよ

じゃあなんで体があるんだ

なんで体は一つしかないんだ

みんな一つだったわ
あなたも生まれたときは誰かと一つだったの
誰と
初めての他人よ
それを人は母と呼ぶわ

お腹を見てご覧なさい
小さな傷跡があるでしょう

それがあなたと人との繋がりの証よ

嘘だ嘘だ

卵巣があればいいんだ
そんなもの培養すれば済む話じゃないか

可愛そうにこんな時代に生まれてしまったがために

信じない生きているなんて

温もりを確かめるにはどうしたらいいんだよ

自分を傷つけてはいけない

手を繋ごう

もう遅い


あたし生きてるわ
あたしの血が温かい

でも血が止まらないの
そしてとても眠いの

せっかく生きてるって知ったのに
眠たくて仕方がないの

ああ
キミは空っぽじゃなかったんだね
キミの血は流れている生きている
温かい

なんて幸せなんだろう



そうならないように
涙の跡にはキスをして

涙の温度を確かめて

スモーカーに明日はない。

近ごろ


やれ禁煙だ
やれ嫌煙だと

健康ブームに後押しされては
騒がれておりますね



この間
ちょっとした旅行で高速道路を利用したら
パーキングエリアにて
ちょっとしたショックを受けました

パーキングエリアはほぼ禁煙となっているのですね


喫煙場所といえば

トイレの隅っこの
そのまた隅っこの
ガラス張りの一角で区切られ
DVC00008_min.jpg


簡素な椅子と
灰皿と
疲れたオヤジたち

そんなゲットーに押し込まれても尚
やめられない煙草ってどうなんだ

嫌煙者は仰るかもしれませんが

違うのですよ

そんなゲットーに押し込まれての一服なんて
ただ生理的にドーパミンを分泌するためだけなんです

なんも
旨くはないのです

ノルアドレナリンだとか
心理的欲求だとか

そんなもの抜きにして

要は
シチュエーションなのですよ

ボクにとって
煙草というものは
シチュエーションありきの旨さなのです


さくらももこが
エッセイにて綴っておりました

待ち合わせの際

喫煙者ならば

「ただ待っている人」
ではなく
「煙草を吸っている人」
になるのだ


だから
なんなんだ
って感じですけど

小学生の頃に読んだエッセイで
うろ覚えですが

幼いながらに
あの
ちびまるこちゃんが
煙草を吸っているなんて

と不思議な気持ちになって

大人になっても
そんな屁理屈こねている
さくらももこ
に憧れも抱いたものです

脱線しましたが

そうなんです
シチュエーションが煙草を旨くするのです

食後の煙草も
単純にシチュエーションです

うんち中も
そうです

セックス後もそうです

その余韻に浸るために
煙草は最たるツールなのです

食後、ウンチ中、セックス後なんてのは
ありきたりですが
ボクはもっぱら季節の変わり目に煙草が旨く感じます

例えばこの季節であれば
身もよじるような寒波が来て
あぁ
冬本番だな
って言って
コートの襟を立てて咥える煙草はとても旨いのです

ちょっと伝わりづらいですね

巡る季節の香りと共にニコチンを胸いっぱいに吸い込むと
ああ
煙草がうめぇ
って思うのです

そんなときは夜空とかも見上げちまうのですから
尚のこと煙草が旨い

つまりは季節が巡る余韻なわけです

夏ならば
夕暮れ時
昼間の熱気が残るアスファルトから立ち上る湿気
遠くで聞こえる蝉の鳴き声

あの空気と共に吸い込むニコチンは旨いのですよ
夏の余韻ですね

そう
だから煙草は思い出に深く根付くのかもしれませんね

女子ならば尚更そうでしょう
ある銘柄の煙草を見ると
昔付き合っていた男を思い出す
とか

ピロートークまでもフラッシュバックするのでは?

匂いは思い出に直結しますからね

最近の
世の男共は匂いに気を遣い始めて
異性に好印象な香りなるものを追い求め
コマーシャルの声高々なうたい文句に踊らされているやもしれませんが

でも
ボクは煙草臭さが好きです
そしてあの男臭さが好きです

オトンのことを思い出すのです
オトンの手はいっつも煙草臭くて
仕事帰りの真っ黒になった手を繋ぐと
汗と鉄粉と煙草の匂いがしたものです

掌の皺の
奥の奥までしみ込んだ
汗とパーラメントの香り

その匂いを嗅ぐと
ボクは無口なオトンに手を引かれていった
夏祭りを思い出すのです

オトンとの思い出は数えるほどしかありませんが
そんな煙草臭さが
思い出の扉を開けてくれる鍵になることも
しばしばです


最近は
バラ香るガム
contents_photo_original.jpg

なるものまで市場に出回っているそうですが

バラ香るオトンなんて
胡散臭くて仕方がないですね

思いでもへったくれもないです


百害あって一利なし
なんて言われれば反論の余地ありませんが

たとえ百害あっても
たとえ一利なくても

害とか利益とかじゃないんですよね

だって
思い出に害も利益もないでしょ?

煙草で
噛み締めて胸いっぱいに吸い込んだ「今」があるから
害も利益もない過去を
目を細めて見つめることが出来んじゃないのかな


そんなことを考えてました

希望という名の煙草を
この胸いっぱいに吸い込んで
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おまけ
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黄金戦士ゴールドライタン
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ならぬ

ニコチン戦士ホープマン

大好きだぜ