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思うがままにタイプ。
思い出話をしよう
僕は生粋の方向音痴だ
道を三回曲がると元いた場所に戻れなくなる
周りの景色が全部同じに見えてきて
進んで来た方向が分からなくなる
そのくせ
昔から放浪癖がある
繋がりを全部絶って
行く当てもなく放浪したくなる
今から13年前のこんな時期だったか
中学一年の頃
一号線は何処まで続いているのか無性に気になって
自転車でひた走った
なんて事はなかった
しばらく街を走ると
田園
しばらく田園を走ると
街並み
道を憶えるのは苦手なのに
そんな繰り返しの単調な景色にひどく落胆したのは覚えている
日永の追分で23号線になっていたらしく
二日かけて伊勢に辿り着いていた
三日目の夜に帰ってくると
家は大騒ぎ
何も言わずにいなくなった僕を探し回って
捜索願を出す直前だった
母は涙を流して僕を叱責し
父は何も言わずに僕の頬を張った
そのあと何故か家族で焼肉を食べに行った
好きなもの何でも食べてもいいと言われて調子に乗った僕は
こぶくろを三人前平らげて
気持ち悪くなって吐いた
今でも母は嬉しそうにその思い出話をするけど
僕はあれ以来こぶくろが食べれなくなった
単純にゲロの思い出ではなく
こぶくろが牛の子宮だと初めて知ったのもその日だったから
それから5年後
8年ほど前になるかな
17の頃
またしても発作的な放浪癖に後押しされて
一人旅をしていた。
今度は方位磁石と日用品だけを持ってヒッチハイクで北を目指した
財布の中身は三千八百円しかなかったけど
お金は八戸から函館までのフェリー代2800円くらいしか使わなかった
沢山の人たちにお世話になった
途中
九州訛りがひどくて何を言っているのか解からないトラックの運転手の
仕事を手伝って小遣いをもらった
積荷の冷凍された豚の耳が入ったダンボールを市場に運び込んで3千円貰った
また
何を勘違いしたのか知らないけど
軽自動車に乗った老夫婦に
美味しいラーメンでも食べなさい
と
現金5千円とテレホンカードをありったけ貰った
現金はそれくらいだけど
乗せて貰った人たちには何かとお世話になった
高速道路だと大体が喋り相手に飢えたトラック運転手に拾われる
一般道だと少し訳ありな人たちもいた
誰ともなく話を聞いてほしくなるのかもしれない
不倫と分かっていながらも上司との男女の関係を断ち切れないキャリアウーマンや
家族の生活を切り詰めても尚、成功を信じる起業家や
ビジュアル系のレズビアンのカップルや
シンナー中毒のカップルや
親が新興宗教に嵌った末に
一家離散して
施設で育ったトラック運転手などなど
皆
一口には語り切れない人生を抱えていた
そんな出会いと別れを繰り返し
二ヶ月ほどかけて日本の最北端
北海道稚内宗谷岬に行って帰ってきた
その後も何度となくヒッチハイクの旅に行った
東京に行く手段はヒッチハイクだった
東名高速道路が首都高に入る手前
海老名パーキングエリアに降りて
ダンボールに新宿と書いておけばいい
最近
人生は
ないし人間関係は高速道路みたいなもんだと思う
同じ速度で走る人達とだけ関わる事が出来るんだな
自分にとって速度が速い人、遅い人は
話を聞いてあげることも話しかけることも出来やしない
でっかい人生っつう高速道路の中で
皆ある程度は
車間距離を保ちつつ追い抜いたり追い抜かれたり
並走して愛してると励ましあったり
頑張ろうぜなんて慰めあったり
無理して速度を速めたり緩めたり
ごく稀に秋葉原無差別連続殺傷事件みたいに交通ルールを無視してぶんぶんとばして
他人も巻き込んで交通事故起こす人もいる
同じ速度で走っている人とはやけに素直になれたりする
いわばヒッチハイクはその人の人生に相乗りすることに近い
だから普段言えない事とか暴露するのかな
色んな速度で走る人達がいる
出来るだけその速度を見極めたいと思う
でも出来るだけ自分の速度を保ちたいと思う
無理して速度合わせて疲れるのは嫌
周りに誰も居なくなっても構わないから自分の速度で走りたい
たまに自分の速度に合った人と
やぁどうもこんにちは
ご機嫌いかが
って言えたらいいよ
だってこの高速道路の出口は皆別々なんだよ
一緒にインターチェンジに下りていく事は出来ないんだ
インターチェンジの名前は人それぞれある程度は決まっていて
頃合いを見計らって各々のインターチェンジに降りていくのさ
人生っつう高速道路を降りていくんだよ
インターチェンジ老衰はまだまだ先のほう
インターチェンジリンパ癌
インターチェンジ肺気腫
ちらほら通り過ぎて行く
ゆっくりでええねん
僕は生粋の方向音痴だ
道を三回曲がると元いた場所に戻れなくなる
周りの景色が全部同じに見えてきて
進んで来た方向が分からなくなる
そのくせ
昔から放浪癖がある
繋がりを全部絶って
行く当てもなく放浪したくなる
今から13年前のこんな時期だったか
中学一年の頃
一号線は何処まで続いているのか無性に気になって
自転車でひた走った
なんて事はなかった
しばらく街を走ると
田園
しばらく田園を走ると
街並み
道を憶えるのは苦手なのに
そんな繰り返しの単調な景色にひどく落胆したのは覚えている
日永の追分で23号線になっていたらしく
二日かけて伊勢に辿り着いていた
三日目の夜に帰ってくると
家は大騒ぎ
何も言わずにいなくなった僕を探し回って
捜索願を出す直前だった
母は涙を流して僕を叱責し
父は何も言わずに僕の頬を張った
そのあと何故か家族で焼肉を食べに行った
好きなもの何でも食べてもいいと言われて調子に乗った僕は
こぶくろを三人前平らげて
気持ち悪くなって吐いた
今でも母は嬉しそうにその思い出話をするけど
僕はあれ以来こぶくろが食べれなくなった
単純にゲロの思い出ではなく
こぶくろが牛の子宮だと初めて知ったのもその日だったから
それから5年後
8年ほど前になるかな
17の頃
またしても発作的な放浪癖に後押しされて
一人旅をしていた。
今度は方位磁石と日用品だけを持ってヒッチハイクで北を目指した
財布の中身は三千八百円しかなかったけど
お金は八戸から函館までのフェリー代2800円くらいしか使わなかった
沢山の人たちにお世話になった
途中
九州訛りがひどくて何を言っているのか解からないトラックの運転手の
仕事を手伝って小遣いをもらった
積荷の冷凍された豚の耳が入ったダンボールを市場に運び込んで3千円貰った
また
何を勘違いしたのか知らないけど
軽自動車に乗った老夫婦に
美味しいラーメンでも食べなさい
と
現金5千円とテレホンカードをありったけ貰った
現金はそれくらいだけど
乗せて貰った人たちには何かとお世話になった
高速道路だと大体が喋り相手に飢えたトラック運転手に拾われる
一般道だと少し訳ありな人たちもいた
誰ともなく話を聞いてほしくなるのかもしれない
不倫と分かっていながらも上司との男女の関係を断ち切れないキャリアウーマンや
家族の生活を切り詰めても尚、成功を信じる起業家や
ビジュアル系のレズビアンのカップルや
シンナー中毒のカップルや
親が新興宗教に嵌った末に
一家離散して
施設で育ったトラック運転手などなど
皆
一口には語り切れない人生を抱えていた
そんな出会いと別れを繰り返し
二ヶ月ほどかけて日本の最北端
北海道稚内宗谷岬に行って帰ってきた
その後も何度となくヒッチハイクの旅に行った
東京に行く手段はヒッチハイクだった
東名高速道路が首都高に入る手前
海老名パーキングエリアに降りて
ダンボールに新宿と書いておけばいい
最近
人生は
ないし人間関係は高速道路みたいなもんだと思う
同じ速度で走る人達とだけ関わる事が出来るんだな
自分にとって速度が速い人、遅い人は
話を聞いてあげることも話しかけることも出来やしない
でっかい人生っつう高速道路の中で
皆ある程度は
車間距離を保ちつつ追い抜いたり追い抜かれたり
並走して愛してると励ましあったり
頑張ろうぜなんて慰めあったり
無理して速度を速めたり緩めたり
ごく稀に秋葉原無差別連続殺傷事件みたいに交通ルールを無視してぶんぶんとばして
他人も巻き込んで交通事故起こす人もいる
同じ速度で走っている人とはやけに素直になれたりする
いわばヒッチハイクはその人の人生に相乗りすることに近い
だから普段言えない事とか暴露するのかな
色んな速度で走る人達がいる
出来るだけその速度を見極めたいと思う
でも出来るだけ自分の速度を保ちたいと思う
無理して速度合わせて疲れるのは嫌
周りに誰も居なくなっても構わないから自分の速度で走りたい
たまに自分の速度に合った人と
やぁどうもこんにちは
ご機嫌いかが
って言えたらいいよ
だってこの高速道路の出口は皆別々なんだよ
一緒にインターチェンジに下りていく事は出来ないんだ
インターチェンジの名前は人それぞれある程度は決まっていて
頃合いを見計らって各々のインターチェンジに降りていくのさ
人生っつう高速道路を降りていくんだよ
インターチェンジ老衰はまだまだ先のほう
インターチェンジリンパ癌
インターチェンジ肺気腫
ちらほら通り過ぎて行く
ゆっくりでええねん
残念ながらボクの傘は一人用みたいだ。
無理なんだよ
雨露凌ぎたいのなら自分の傘を使ってよ
僕の傘に入ってこないでよ
僕の傘は一人用なんだよ
無理くり二人で身を寄せ合って同じ歩幅で歩くのは
最初は楽しいって思えるかもしんないけど
やっぱり窮屈なんだよ
だからといってお互い少しだけ肩を濡らしながら平気な面したり
体半分濡らしながら相手を雨露から凌いで傘をさし続けるなんて到底無理難題やいさほー
そんな感情の埋め方なんていらない
分かりやすい自己犠牲にはうんざりなんだよ
だから雨の日は会いたくない
だったら自分の傘を持ってきて
雨音が喧しいのなら無理に大きい声で気持ちを伝えなくたっていいよ
黙って傘を打つ雨音を楽しもうよ
トトロみてぇにさ
きっと楽しい
つとつと
ととととと
ぴっちゃん
ててっ
ててっ
さー
ててっ
雨露凌ぎたいのなら自分の傘を使ってよ
僕の傘に入ってこないでよ
僕の傘は一人用なんだよ
無理くり二人で身を寄せ合って同じ歩幅で歩くのは
最初は楽しいって思えるかもしんないけど
やっぱり窮屈なんだよ
だからといってお互い少しだけ肩を濡らしながら平気な面したり
体半分濡らしながら相手を雨露から凌いで傘をさし続けるなんて到底無理難題やいさほー
そんな感情の埋め方なんていらない
分かりやすい自己犠牲にはうんざりなんだよ
だから雨の日は会いたくない
だったら自分の傘を持ってきて
雨音が喧しいのなら無理に大きい声で気持ちを伝えなくたっていいよ
黙って傘を打つ雨音を楽しもうよ
トトロみてぇにさ
きっと楽しい
つとつと
ととととと
ぴっちゃん
ててっ
ててっ
さー
ててっ
境界。
境界があるのなら
それは
この肉体以外に考えられるだろうか
日夜澱んだ空気を吸っては吐き
飯を喰らい
糞を垂れる
重い
重いのだよ
この肉体があるだけで
どうしようもなく
重苦しくて仕方がないのだ
掌が在るせいで
繋ぐ喜びを覚えてしまった
だがしかし
振り解く恐怖も覚えてしまった
肩が在るせいで
組み合う喜びを覚えてしまった
だがしかし
凭れ合う億劫も覚えてしまった
無きものと覚えれば
何も恐れるものは無いのに
だがしかし
無きものならば
在る喜びを覚えることも出来なかったろうに
無きものならば
無き続ける安堵も覚えられなかったろうに
さぁ
キミは生まれた
在るべきものの
その姿をとくと見よ
その掌に掴めるものに
その肩に担げるものに
キミがそこに在る理由は
キミが一番覚えているはずだ
それは
この肉体以外に考えられるだろうか
日夜澱んだ空気を吸っては吐き
飯を喰らい
糞を垂れる
重い
重いのだよ
この肉体があるだけで
どうしようもなく
重苦しくて仕方がないのだ
掌が在るせいで
繋ぐ喜びを覚えてしまった
だがしかし
振り解く恐怖も覚えてしまった
肩が在るせいで
組み合う喜びを覚えてしまった
だがしかし
凭れ合う億劫も覚えてしまった
無きものと覚えれば
何も恐れるものは無いのに
だがしかし
無きものならば
在る喜びを覚えることも出来なかったろうに
無きものならば
無き続ける安堵も覚えられなかったろうに
さぁ
キミは生まれた
在るべきものの
その姿をとくと見よ
その掌に掴めるものに
その肩に担げるものに
キミがそこに在る理由は
キミが一番覚えているはずだ
忘却の恐怖に打ち勝つには、ただ愛の実践しか手はないのか。
忘れられたくない
と
人の記憶にいつまでも残存し続けたいと願う深層心理とは
遺伝子に刻み込まれた生命のリレーと和して同ぜず
私の中で踏みとどまる唯一の欲望と言っても過言ではない
何処かの誰かの心の中に生き続けたい
息づいていたい
しかし
現時点で
その際たる手段とは愛を実践するしか思い当たらないのだ
身を削り他人を受け容れる愛を実践するしか手はないのだ
だから私はアナタになりたいと願う
他の誰でもないアナタに
他の誰でもあるアナタに
私にはそんな事できやしないから
と
人の記憶にいつまでも残存し続けたいと願う深層心理とは
遺伝子に刻み込まれた生命のリレーと和して同ぜず
私の中で踏みとどまる唯一の欲望と言っても過言ではない
何処かの誰かの心の中に生き続けたい
息づいていたい
しかし
現時点で
その際たる手段とは愛を実践するしか思い当たらないのだ
身を削り他人を受け容れる愛を実践するしか手はないのだ
だから私はアナタになりたいと願う
他の誰でもないアナタに
他の誰でもあるアナタに
私にはそんな事できやしないから
アポロとソユーズとボクと。
大好きな本だよ
一度お試しあれ
500ページの超ボリューム
ロマンを駆り立てる

なんなら
ヨシヲに言や貸してあげよう
人類が月を目指したんだよ
それってすごいことだよね
それも
主義思想の異なる二つの国が競い合って
なんてロマンチックなんだろう
サイドストーリーは数多くあるけれど
ボクが大好きな話はこれ↓
初めて肉眼で、月から地球を見たアームストロング船長は、その姿に何を思ったのだろうか?美しさに感動し、自分の幸福に感謝し、その次におそらくアメリカ大陸を探したことだろう。自分の家族の場所を確認しようとしたかもしれない。その限りにおいては、アームストロングはアメリカの子であったろう。
しかし、同時に人類の一員としての仕事もしたのだ。月面にアメリカ国旗を立てただけではなく、そこに一つの小さなメダルも置いたのである。
そのメダルとは、ワレンチーナというロシアの女性からあずかってきたものだった。「月へ行きたい」と願って訓練をしている最中に、ワレンチーナの御主人はモスクワ郊外で墜落事故を起こし、前年の1968年にこの世を去っていたのだ。
主人の分身として、このメダルをどうしても月に残してくださいという、未亡人ワレンチーナたっての願いを、アームストロング船長は快く聞き入れた。ロシアの国民的英雄の妻が、冷戦のさなか、敵対していたアメリカに亡き夫の夢を託す、船長はそこに、国境を超えた人類共通の未来への、深い思いを感じ取ったのである。
ワレンチーナの御主人の名前は、ユーリ・ガガーリン。人類で初めて、宇宙を飛んだ人物である。
渡辺健一(1993)『46億年の100大ニュース』フジテレビ出版、pp.383-384)
ですって
ボクは月を見上げる度にこういうことを思うんですよ
一時
アポロ計画の疑惑説がもてはやされました
人類は月に行ってないんじゃないか
って
あれは
NASAの陰謀じゃないのか
って
あれは捏造なんじゃないか
って
そこで
ボクの中で壮大なストーリーが出来ます
それは今より
ずっと先の未来のストーリーで
その未来は
もう宇宙には行けなくなってしまった
時代なのです
西暦2000年前半から宇宙旅行が世界のセレブ達の娯楽となり
誰もがお金を貯めてこぞって宇宙飛行を楽しむ時代がありました
しかし
そのうちに
宇宙旅行での事故が多発するようになりました
世界のセレブ達が宇宙旅行に行くために打ち上げたロケットのゴミ、
スペースデブリの問題が深刻化したのです
民間宇宙旅行は廃止され
宇宙の利権はそれぞれの国が管理するのみとなりました
更に月日は流れ
今度は
その利権争い
もっぱら衛星軌道の奪い合いにより
上空数千キロ上で強国同士のいがみ合い
そして戦争が起こりました
やがて
戦争は終結しましたが
地球の衛星軌道上には兵器のゴミが溢れ
ついに地球は宇宙と断絶されてしまいます
もう
誰もがアポロ計画どころか
人類が月に行ったことすら忘れてしまってます
そこで話は戻りますが
あのアポロ計画陰謀説が
そんな未来で
もてはやされるようになるのです
それは地球規模で巻き起こり
世界中の人たちはアポロ計画でホントに人類は月に行ったのか
議論を交え
科学者達は最新鋭の技術で検証を重ねます
でも
いくら科学が発展しているとはいえ
実際に月に行くほどの科学力はあっても
スペースデブリの問題を解決する術はないので確証を得ることは出来ません
そこで各国は科学者達に超高性能の望遠鏡を作り出させて
その目で
もはや伝説になってしまった月に立っている星条旗とメダルを
地球から覗き見ようと試みるのです
宇宙に漂うゴミの合間を縫うようにして世界中の科学者達は観測に観測を重ねます
あのアームストロング船長は大嘘つきなのか
それとも英雄だったのかと
彼が立てた星条旗と置いてきたメダルを血眼になって探し出すのです
時は流れ
開発競争は国も民衆をも巻き込み
まるで
あの頃のアポロとソユーズのようです
そして
長い月日を経て
ついに星条旗とメダルを探し当てることに成功します
もうどれくらいの時が流れたでしょうか
気付けばみんなが一つの望遠鏡を覗くことに夢中になって
戦争なんて忘れて
まるで少年のようになっているのです
そんな未来の地球は
ゴミに囲まれた地球で
ガガーリンが見下ろしたような青さではないかもしれません
でも
アームストロングがメダルをそっと置いて
月から見上げた地球のように
国境線なんてどこにも
見えやしないのです…
なんてね
ふふ
青臭いね
でも
それって
すごいステキじゃないか
将来の夢は?
宇宙飛行士!
もちろんさ!
あぁ
サンタさん
天体望遠鏡が欲しいです
ニコンのD90でもいいです
一度お試しあれ
500ページの超ボリューム
ロマンを駆り立てる

なんなら
ヨシヲに言や貸してあげよう
人類が月を目指したんだよ
それってすごいことだよね
それも
主義思想の異なる二つの国が競い合って
なんてロマンチックなんだろう
サイドストーリーは数多くあるけれど
ボクが大好きな話はこれ↓
初めて肉眼で、月から地球を見たアームストロング船長は、その姿に何を思ったのだろうか?美しさに感動し、自分の幸福に感謝し、その次におそらくアメリカ大陸を探したことだろう。自分の家族の場所を確認しようとしたかもしれない。その限りにおいては、アームストロングはアメリカの子であったろう。
しかし、同時に人類の一員としての仕事もしたのだ。月面にアメリカ国旗を立てただけではなく、そこに一つの小さなメダルも置いたのである。
そのメダルとは、ワレンチーナというロシアの女性からあずかってきたものだった。「月へ行きたい」と願って訓練をしている最中に、ワレンチーナの御主人はモスクワ郊外で墜落事故を起こし、前年の1968年にこの世を去っていたのだ。
主人の分身として、このメダルをどうしても月に残してくださいという、未亡人ワレンチーナたっての願いを、アームストロング船長は快く聞き入れた。ロシアの国民的英雄の妻が、冷戦のさなか、敵対していたアメリカに亡き夫の夢を託す、船長はそこに、国境を超えた人類共通の未来への、深い思いを感じ取ったのである。
ワレンチーナの御主人の名前は、ユーリ・ガガーリン。人類で初めて、宇宙を飛んだ人物である。
渡辺健一(1993)『46億年の100大ニュース』フジテレビ出版、pp.383-384)
ですって
ボクは月を見上げる度にこういうことを思うんですよ
一時
アポロ計画の疑惑説がもてはやされました
人類は月に行ってないんじゃないか
って
あれは
NASAの陰謀じゃないのか
って
あれは捏造なんじゃないか
って
そこで
ボクの中で壮大なストーリーが出来ます
それは今より
ずっと先の未来のストーリーで
その未来は
もう宇宙には行けなくなってしまった
時代なのです
西暦2000年前半から宇宙旅行が世界のセレブ達の娯楽となり
誰もがお金を貯めてこぞって宇宙飛行を楽しむ時代がありました
しかし
そのうちに
宇宙旅行での事故が多発するようになりました
世界のセレブ達が宇宙旅行に行くために打ち上げたロケットのゴミ、
スペースデブリの問題が深刻化したのです
民間宇宙旅行は廃止され
宇宙の利権はそれぞれの国が管理するのみとなりました
更に月日は流れ
今度は
その利権争い
もっぱら衛星軌道の奪い合いにより
上空数千キロ上で強国同士のいがみ合い
そして戦争が起こりました
やがて
戦争は終結しましたが
地球の衛星軌道上には兵器のゴミが溢れ
ついに地球は宇宙と断絶されてしまいます
もう
誰もがアポロ計画どころか
人類が月に行ったことすら忘れてしまってます
そこで話は戻りますが
あのアポロ計画陰謀説が
そんな未来で
もてはやされるようになるのです
それは地球規模で巻き起こり
世界中の人たちはアポロ計画でホントに人類は月に行ったのか
議論を交え
科学者達は最新鋭の技術で検証を重ねます
でも
いくら科学が発展しているとはいえ
実際に月に行くほどの科学力はあっても
スペースデブリの問題を解決する術はないので確証を得ることは出来ません
そこで各国は科学者達に超高性能の望遠鏡を作り出させて
その目で
もはや伝説になってしまった月に立っている星条旗とメダルを
地球から覗き見ようと試みるのです
宇宙に漂うゴミの合間を縫うようにして世界中の科学者達は観測に観測を重ねます
あのアームストロング船長は大嘘つきなのか
それとも英雄だったのかと
彼が立てた星条旗と置いてきたメダルを血眼になって探し出すのです
時は流れ
開発競争は国も民衆をも巻き込み
まるで
あの頃のアポロとソユーズのようです
そして
長い月日を経て
ついに星条旗とメダルを探し当てることに成功します
もうどれくらいの時が流れたでしょうか
気付けばみんなが一つの望遠鏡を覗くことに夢中になって
戦争なんて忘れて
まるで少年のようになっているのです
そんな未来の地球は
ゴミに囲まれた地球で
ガガーリンが見下ろしたような青さではないかもしれません
でも
アームストロングがメダルをそっと置いて
月から見上げた地球のように
国境線なんてどこにも
見えやしないのです…
なんてね
ふふ
青臭いね
でも
それって
すごいステキじゃないか
将来の夢は?
宇宙飛行士!
もちろんさ!
あぁ
サンタさん
天体望遠鏡が欲しいです
ニコンのD90でもいいです


